<相場の読み筋>4月15日

2022/4/15 7:45

 14日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比113.36ドル安の3万4451.23ドル、ナスダック総合指数が同292.508ポイント安の1万3351.079ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1983万株、ナスダック市場が43億1246万株だった。朝方は、前日に反発した動きを受け、買いが先行した。ただ、米10年物国債の利回りが2.8%台に上昇(価格は下落)したことで、相対的な割高感が意識されハイテク株が下落。15日のグッドフライデー(聖金曜日)から3連休となることもあり、ポジション調整の売りに押された。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやテスラ、アップルなどが下落し、同指数の重しとなった。

 15日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう14日に大幅続伸した反動や、現地14日の米国株が下落したことから、売り優勢スタートとなりそう。週末要因から手控えムードが広がるとみられるなか、終値ベースで25日移動平均線(14日時点で2万7036円)を維持できるか否かに注目が集まるとみられる。また、消去法的に値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=125円台の後半(14日は125円33-34銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の前半(同136円71-75銭)と円高に傾いている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比275円安の2万6915円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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