日経平均は335円高と大幅に3日続伸、約2週間ぶりの高値水準に=21日後場

 21日後場の日経平均株価は、前日比335円21銭高の2万7553円06銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。終値ベースでの2万7500円台は、5日(2万7787円98銭)以来、約2週間ぶりの水準。きのう20日に大幅続伸した動きが継続。時間外取引で米株価指数先物が上昇したことも支えに、しっかりした展開が続いた。午後2時15分には、同362円79銭高の2万7580円64銭と、きょうの高値を付けた後も、堅調な展開だった。東証プライムの出来高は10億2912万株、売買代金は2兆5187億円。騰落銘柄数は値上がり1242銘柄、値下がり528銘柄、変わらず69銘柄だった。

 市場では「米長期金利の落ち着きから、時間外取引で米株価指数が上昇し、日経平均株価の上げにつながった。25日移動平均線(21日時点で2万7371円)を終値ベースで上抜き、投資家心理の好転も期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も上げた。東証業種別指数は33業種のうち、23業種が上昇、10業種が下落した。

 個別では、リズム<7769.T>、マイネット<3928.T>、JVCKW(JVCケンウッド)<6632.T>、T&Gニーズ<4331.T>、ベース<4481.T>などが上昇。半面、グリー<3632.T>、セラク<6199.T>、BEENOS<3328.T>、ネットプロテ<7383.T>、GMOGHD<3788.T>などは下げた。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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