日経平均は492円程度安、売り先行後、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=22日寄り付き

 22日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比492円程度安い2万7060円前後で推移する。午前9時14分には、同503円70銭安の2万7049円36銭を付けている。きのう21日、大幅に3日続伸した反動や、現地21日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数も続落したことから、売りが先行した。現物株の取引開始後、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大した。時間外取引で米株価指数が下落していることも、意識されているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比365円安の2万7155円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、日産化学<4021.T>、フィルC<3267.T>、ガンホー<3765.T>、メドピア<6095.T>、マネーフォワード<3994.T>などが下落。半面、SGHD<9143.T>、東芝<6502.T>、T&Gニーズ<4331.T>、アイケイ<2722.T>、西松屋チェーン<7545.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=128円台の半ば(21日は1ドル=128円02-03銭)、1ユーロ=139円台の前半(同139円89-93銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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