日経平均は135円高と3日ぶり反発、米国株高を受け買い先行、一時上げ幅縮小も切り返す=26日前場

 26日前場の日経平均株価は前日比135円87銭高の2万6726円65銭と3営業日ぶりに反発。朝方は、米長期金利の低下を背景に25日の米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行した。前日の大幅続落の反動も出た。いったん上げ幅を縮めたが、先物買いを交えて切り返し、一時2万6778円43銭(前日比187円65銭高)まで値を上げた。その後伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く前場終盤にかけて引き締まった。

 東証プライムの出来高は4億8300万株、売買代金は1兆2344億円。騰落銘柄数は値上がり1114銘柄、値下がり631銘柄、変わらず93銘柄。

 業種別では、ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株が堅調。JR西日本<9021.T>、小田急<9007.T>、京王<9008.T>などの陸運株も高い。ソフバンG<9984.T>、ZHD<4689.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株や、住友不<8830.T>、三菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>などの不動産株も買われた。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も値を上げた。山崎パン<2212.T>、キッコマン<2801.T>、コカコーラ<2579.T>などの食料品株や、レンゴー<3941.T>、王子HD<3861.T>などのパルプ紙株も物色された。

 半面、住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>、三井金<5706.T>などの非鉄金属株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株も安い。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、三井物<8031.T>、住友商<8053.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も軟調。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も売られた。

 個別では、インソース<6200.T>、ペプチドリーム<4587.T>、マイネット<3928.T>、ファイズHD<9325.T>、OBC<4733.T>などの上げが目立った。半面、キヤノン電子<7739.T>、クスリアオキ<3549.T>、中外薬<4519.T>、高純度化<4973.T>、三井ハイ<6966.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、21業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ