<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを7.89%上昇に引き上げ

新興国

2022/5/6 8:48

 ブラジル中央銀行が2日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の7.65%上昇から7.89%上昇に引き上げられた。引き上げは16週連続、1カ月前の予想は6.97%上昇だった。23年の見通しも4.00%上昇から4.10%上昇に引き上げられた。引き上げは4週連続、1カ月前の予想は3.80%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の0.65%増から0.70%増に引き上げられた。引き上げは5週連続、1カ月前の予想は0.52%増だった。23年の見通しは1.00%増に据え置かれた。1カ月前の予想は1.30%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.25%に据え置かれた。1カ月前は13.00%だった。23年末時点の見通しは9.00%から9.25%に引き上げられた。1カ月前も9.00%だった。6月14-15日会合時点の見通しは13.25%に据え置かれた。1カ月前は13.00%だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.00レアルに据え置かれた。1カ月前は5.20レアルだった。23年末時点の見通しは5.00レアルから5.04レアルに引き上げられた。1カ月前は5.20レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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