日経平均は376円程度安、売り先行後も弱含みの展開に=9日寄り付き

 9日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比376円程度安い2万6626円前後で推移する。午前9時21分には、同382円67銭安の2万6620円89銭を付けている。前週末6日に反発した反動や、前週末6日の欧米株式が下落したこともあり、売りが先行。その後も弱含みの展開が続いている。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して、円安方向にあるが、反応は限定的のもよう。前週末6日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同6日の大阪取引所清算値比225円安の2万6885円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も下げている。

 個別では、ミスミG<9962.T>、新日科学<2395.T>、メディシス<4350.T>、LITALICO<7366.T>、大阪チタ<5726.T>などが下落。半面、Jリース<7187.T>、Vキューブ<3681.T>、ヒロセ電機<6806.T>、ノジマ<7419.T>、サンワテクノ<8137.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=130円台の後半(前週末6日は1ドル=130円51-53銭)、1ユーロ=137円台の後半(同137円29-33銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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