日経平均は506円安、米国株の年初来安値更新で売り優勢=12日前場

 12日前場午前9時25分時点の日経平均株価は前日比506円68銭安の2万5706円96銭。朝方は、売り優勢で始まった。現地11日発表の米4月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、金融引き締め懸念から、米国株式市場で主要3指数が下落し、年初来安値を更新した流れを受け、下げ幅を拡大し、一時2万5688円11銭(前日比525円53銭安)まで下落した。その後も安値圏で推移している。

 業種別では、ソフバンG<9984.T>、ソフトバンク<9434.T>、ZHD<4689.T>などの情報通信株が下落。エムスリー<2413.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株も軟調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などの電機株や、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も売られた。

 半面、ブリヂス<5108.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株が堅調。出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も高い。第一生命HD<8750.T>、かんぽ生命<7181.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株や、神戸鋼<5406.T>、JFE<5411.T>、大平金<5541.T>などの鉄鋼株も買われた。

 個別では、日医工<4541.T>がウリ気配となり、スプリックス<7030.T>、SREHD<2980.T>、ソラスト<6197.T>、マイクロニ<6871.T>などの下げが目立つ。半面、OATアグリ<4979.T>、日特塗<4619.T>がカイ気配となり、ラウンドワン<4680.T>、シュッピン<3179.T>、アシックス<7936.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ