13日の東京外国為替市場見通し=黒田日銀総裁の発言に注目

為替

2022/5/13 8:37

ドル・円予想レンジ:1ドル=127円90銭-129円90銭

 13日の東京外国為替市場でのドル・円は、128円を中心に推移するとみられる。

 12日発表の米4月PPI(卸売物価指数)は、食品・エネルギーなど価格変動の激しいものを除いたコア指数が市場予想を下回り、インフレ圧力の低下からドル・円は一時127円50銭近辺まで下押しする場面があった。

 きょう13日東京時間では、黒田日銀総裁の講演が注目されそう。従前通り金融緩和の維持を主張する可能性が濃厚だが、一方のFRB(米連邦準備制度理事会)は0.75ポイントの追加利上げには慎重も0.50ポイントの大幅利上げを継続する構えだ。黒田総裁の発言自体に新味はなくても、市場が日米金利差拡大を一段と意識する可能性はある。

<主な経済指標・イベント>

国内:4月マネーストック、オプションSQ(特別清算指数)算出日、黒田日銀総裁が講演

米国:4月輸出入物価、5月ミシガン大学消費者マインド指数

その他:トルコ3月鉱工業生産

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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