明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、決算一巡で手掛かり材料乏しい

国内市況

株式

2022/5/16 16:27

 あす17日の東京株式市場は、上値の重い展開か。米金融引き締めによる景気減速リスクなど不透明感が意識される中、引き続き米国株式や時間外取引の米株価指数先物にらみの動きとなろう。ただ、国内では22年3月期決算の発表が一巡し、手掛かり材料に乏しく国内要因だけでは積極買いは期待しにくい。

 16日の日経平均株価は続伸し、2万6547円(前週末比119円高)引けとなった。前週末の米国株式の大幅高を受け、前場早々に上げ幅は400円を超えた。ただ、一巡後は、いったん上げ幅を縮小した。時間外取引で米株価指数先物が下げに転じた上、4月の中国経済指標の予想以上の悪化が重しとなり、一時10円高まで押し戻される場面もあった。その後、持ち直したが、戻りは限定された。市場では、「日経平均は75日・25日の移動平均線にハネ返され、長めの陰線を描き、上値の重さを印象付けている」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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