<新興国eye>グーグルのロシア法人、自己破産申請―破産後もユーチューブなど無料で継続へ

新興国

2022/5/20 11:28

 アルファベット傘下のインターネット検索大手グーグルのロシア法人は18日、同国の金融登録機関「Fedresurs」に対し、ロシア当局による同社の銀行取引口座凍結により、3月22日以降、従業員の給与やサプライチェーンへの支払いなど日常の資金決済が困難になったため、自己破産を申請する意向を伝えた。ロシアのプライム通信(電子版)などが伝えた。

 グーグルのロシア法人は声明文で、すでに自己破産を申請し、手続きを開始したとしている。

 同社はロシア政府に対する批判的な情報を流したとして、21年12月、72億ルーブルの罰金の支払いを命じられたが、期日の3月19日に支払いができなかった。これが自己破産の直接の原因になったかどうかは明らかにされていない。

 グーグルのロシア法人の21年の売上高は1343億ルーブルだった。グーグルでは自己破産後も無料で傘下の動画投稿サイト、ユーチューブやグーグル検索などのサービスを提供していくとしている。

<関連銘柄>

 WTI原油<1671.T>、ガス<1689.T>、原油<1690.T>、

 野村原油<1699.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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