相模ゴムが急落、22年3月期の純利益は計画を超過するも23年3月期は大幅減益を予想

株式

2022/5/20 14:20

 相模ゴム工業<5194.T>が急落。19日引け後の決算発表で、22年3月期の連結純利益は計画を超過したが、23年3月期に大幅減益を見込んだことが嫌気された様子。株価は前日比93円安の757円まで値を下げている。

 22年3月期は、売上高54億1400万円(前期比3.1%減)、営業利益10億8800万円(同7.1%減)、経常利益14億6600万円(同43.0%増)、純利益10億9700万円(同83.5%増)。売上高は、想定を上回る「収益認識会計基準」の売上減少額の拡大等により予想を1億8500万円下回り、営業利益も原油価格の上昇によるコスト増等で1億1100万円の未達。一方、営業外収益である為替差益の発生により経常利益は計画を2億6600万円超過し、純利益も2億9700万円上ブレた。

 続く23年3月期は、人件費や物流費の高騰、原油価格急騰によるエネルギーコスト上昇の影響などを織り込み、予想売上高54億円(前期比0.3%減)、営業利益8億円(同26.5%減)、経常利益8億円(同45.4%減)、純利益5億円(同54.4%減)としている。

 午後2時16分現在の株価は78円安の772円。

提供:モーニングスター社

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