<特集>続・好決算銘柄ピックアップ(1)=予想は保守的、実力株を見極め

株式

2022/5/20 16:50

 米国の株式市場では、インフレ抑制に向けた金融引き締めが景気に与える影響について懸念が高まっている。現地18日にはNYダウが前日比1164ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。小売り大手のウォルマート、ターゲットが相次いでさえない四半期(2-4月)決算を発表し、消費関連株が一斉に売られた。個人消費は米GDP(国内総生産)の7割を占めるだけに、景気に対する懸念からハイテク株や資本財など景気敏感株まで幅広く売られた。

 一方で、雇用や賃金関連の指標は堅調なことから、過度に先行きを悲観する必要はないとの見方も根強い。中国が6月から都市部でのロックダウンを解除する方針で、サプライチェーンの正常化に伴う生産の回復なども期待できる状況だ。ウクライナ情勢は先行きが読みにくいが、市場はこれまで、さまざまな不透明要因を織り込んできた。

 国内では決算発表が終了し、好業績株を個別に物色する流れが強まっている。旧東証1部上場企業(5月17日時点で累計発表済み1354社)の22年3月期は売上高が前期比10.8%増、経常利益は同32.5%増と増収増益だった。23年3月期は売上高が同8.5%増、経常利益が同3.2%減と増収・減益予想だ。減益は不透明な経営環境を踏まえ、保守的な予想をする企業が多かったためと見られる。ただ、コロナ禍を経て個々の企業の体質は強化されている点は見逃せない。決算を手掛かりに実力株を見極めたい。

提供:モーニングスター社

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