<相場の読み筋>5月27日

2022/5/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前日比516.91ドル高の3万2637.19ドルと5日続伸、ナスダック総合指数が同305.909ポイント高の1万1740.650ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億967万株、ナスダック市場が47億782万株だった。米百貨店メーシーズが発表した23年第1四半期(22年2-4月)の決算は、大幅な増益で着地。前週発表されたウォルマートやターゲットの決算がさえず、個人消費の伸び悩みが警戒されていただけに、安心感を誘う格好となった。NYダウは一時650ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 27日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。日経平均株価はきのう26日まで3日続落していた反動や、現地26日の欧米株高から、買い先行スタートとなろう。ただ、直近では心理的なフシ目の2万7000円近辺で、戻り待ちの売りに上値を抑えられる状況が続いている。買い手がかり難のなか週末要因も重なり、買い一巡後は、伸び悩み商状となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=127円台の前半(26日は126円59-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の前半(同135円30-34銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>、JAL<9201.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比350円高の2万6960円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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