<相場の読み筋>6月6日
2022/6/6 7:45
前週末3日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比348.58ドル安の3万2899.70ドル、ナスダック総合指数が同304.164ポイント安の1万2012.734ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8668万株、ナスダック市場が40億3204万株だった。注目された5月米雇用統計は、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比39万人増と、市場予想平均の同32万5000人増を上回った。前日2日のADP雇用統計は市場予想平均を下回ったが、雇用統計では市場予想平均を超えた。堅調な雇用情勢で金融引き締めへの警戒感が再浮上したほか、週末要因なども重なり、売りが優勢の展開となった。NYダウ採用銘柄では、アップルやインテル、トラベラーズなどが、値下がり率上位に入っている。
6日の東京株式は反落後、軟調な展開か。前週末3日に大幅反発した反動や、現地3日の米国株式が反落した動きなどから、売り優勢スタートとなりそう。ただ、日経平均株価は、約2カ月ぶりに終値ベースで2万7700円台に乗せたことから、投資家心理の改善が期待され、下げ渋る場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の後半(前週末3日は129円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の前半(同139円70-74銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。前週末3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、日電産<6594.T>、HOYA<7741.T>などが、同3日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比215円安の2万7575円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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