<相場の読み筋>6月14日

2022/6/14 7:45

 13日の米国株式は、4日続落した。NYダウが前週末比876.05ドル安の3万516.74ドル、ナスダック総合指数が同530.799ポイント安の1万809.225ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億2463万株、ナスダック市場が56億8930万株だった。前週末に発表された5月CPI(消費者物価指数)が、高い伸びを示したことから、引き続き、利上げの加速化が警戒された。米10年物国債の利回りは、一時3.4%台に上昇(価格は下落)。リスク回避姿勢が強まり、NYダウは最大で1020ドル近い下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやエヌビディア、テスラなどの下落が目立った。

 14日の東京株式は、軟調な展開が続きそうだ。きのう13日に大幅続落した弱い動きや、現地13日の欧米株式が大幅に下落したことから、売り先行スタートとなろう。現地14日から15日にかけてFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されることから、売り一巡後は、様子見姿勢が強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の半ば(13日は134円59-60銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円前後(同140円87-91銭)と円高方向に振れている。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比465円安の2万6375円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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