<一撃!裏銘柄>有力企業とのパートナー関係構築で成長加速――BlueMe

株式

2022/6/23 11:38

 BlueMeme<4069.T>は有力企業とのパートナーシップを武器にビジネスチャンスが拡大している。既存顧客、潜在顧客ともIT投資意欲が衰えていないことから、同社の今3月期の連結営業利益予想(3億9000万円、前期比7.4%増)は大型案件の活況により、一段の上ブレが期待できる状況だ。

 相次ぐ海外プレーヤーとの連携強化が成長に向けて大きな強みとなる。ノーコード基盤開発で有力な米クリエイシオと提携し、同社と日本唯一のリージョナルパートナーシップを締結。クリエイシオの技術を日本企業向けにカスタマイズする。また、大規模業務システムをテストするローコードプラットフォームを手掛ける米メーブルともパートナーシップ結んだ。

 ノーコード(ローコード)は、プログラムの書き込みを一切必要としない(ほとんど必要としない)でアプリを開発できる技術。複雑なテクノロジーの取り扱いを簡略化できるため、顧客に利便性を訴求できる。

 また、国内でもアライアンスを加速している。4月には三井情報(東京都港区)と資本・業務提携した。BlueMeはローコードのノウハウを三井情報に提供し、三井物産<8031.T>グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する。

 主要顧客の分野は製造、サービス、建設、商社、情報通信などを中心に偏りなく分散し、外部環境の変化に伴う業績リスクを限定できる。同社の成長性を踏まえると、PER20倍前後の株価は割安だ。週足のストキャスティクスやRSI(相対力指数)などのオシレーター系指標が「売られ過ぎ」を示唆しており、株価浮上の下地は整ったといえよう。

提供:モーニングスター社

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