明日の日本株の読み筋=方向感に欠ける値動きが続きそう

国内市況

株式

2022/6/23 16:40

 24日の東京株式市場は、方向感に欠ける展開が続きそうだ。米国で景気の先行き不透明感が意識され不安定な値動きとなっており、腰の入った買いは期待しづらい。市場では「ETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う売りも警戒され、手控えムードが広がる場面もありそう」(中堅証券)との声が聞かれた。日経平均株価は、米国株の不安定な値動きの影響を受け易いことから「消去法的に、外部環境に左右されづらい銘柄などへの個別株物色が中心になりそう」(他の中堅証券)との見方があった。

 23日の日経平均株価は、前日比21円70銭高の2万6171円25銭と反発して取引を終えた。前場には一時、250円を超える上昇をみせる場面もあった。ただ、買いが一巡した後は、戻り待ちの売りに押される展開で、前日終値を挟む動きとなるなど、下落する場面もみられた。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した6月第3週(13-17日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで8044億円の売り越しで、2週ぶりに売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ