<特集>中期計画で選ぶ有望銘柄(4)=キョウデン―進ちょく良好で利益サポート力高まりPER割り負けも

株式

2022/6/24 17:29

 キョウデン<6881.T>はマーク続行の対象になる。中期経営5カ年計画の2年目にあたる23年3月期の連結業績予想は売上高で650億円(前期比13.3%増)、営業利益で58億円(同13.8%増)と2期連続の最高利益更新を見込む。主要製品であるプリント配線板を取り巻く市場環境は良好で足元受注も好調に推移していることから、今期は中計の目標数値を1年前倒した経緯がある。

 さらに6月15日には、中計の一部を上方修正した。同利益ベースで24年3月期は前回計画の59億円から63億円に引き上げ、最終年度の26年3月期は125億円を据え置いた。いずれも売上高計画を増額しており、利益サポート力は高まっていると言えよう。

 株価は、1月4日の年初来高値838円から5月10日の年初来安値478円にかけて調整した後、決算発表(5月12日引け後に開示)をきっかけに人気化し、6月3日に戻り高値646円を付けた。その後は上値が重く、500円台前半まで押し戻されているが、日足一目均衡表上の「雲」上限近辺で下値抵抗力を示しつつある。ちなみに、PER6倍台の割り負け株で、今後の成長力を加味すると水準訂正高の余地は大きい。

提供:モーニングスター社

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