日経平均は131円程度安、売り先行後も軟調な展開が続く=30日寄り付き

 30日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比131円程度安い2万6672円前後で推移する。現物株の寄り付き直後、株価指数先物に断続的な売りが出たことから、午前9時3分には、同196円62銭安の2万6607円98銭を付けている。きのう29日に5日ぶりに反落した弱い動きが継続。軟調な展開が続いている。現地29日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダックは小幅ながら3日続落するなどまちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比25円高の2万6705円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、ドリームI<4310.T>、ソースネクス<4344.T>、ノムラシス<3940.T>、JPX<8697.T>、レノバ<9519.T>などが下落。半面、サンリオ<8136.T>、日阪製<6247.T>、宮地エンジ<3431.T>、エムティア<9438.T>、オイラ大地<3182.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=136円台の後半(29日は1ドル=136円02-04銭)、1ユーロ=142円台の後半(同143円03-07銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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