<相場の読み筋>7月1日

2022/7/1 7:45

 6月30日の米国株式は、NYダウが前日比253.88ドル安の3万775.43ドルと反落、ナスダック総合指数が同149.157ポイント安の1万1028.736ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億5642万株、ナスダック市場が53億8030万株だった。米5月PCE(個人消費支出)が前月比0.2%増となり、市場予想平均の同0.4%増を下回った。個人消費の弱さが警戒されるなか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は利上げを進める方針を示していることから、景気減速への懸念が高まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやセールスフォース、キャタピラーなどが、値下がり率の上位に入っている。

 7月1日の東京株式は、もみ合いか。日経平均株価は、連日で大幅続落した反動から、短期的なリバウンドを狙った買いが先行しそうだ。ただ、積極的に上値を追う材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値は重そう。また、来週4日は米国の独立記念日にあたり、米国市場が3連休となることもあり、模様眺めムードが広がる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の後半(6月30日は136円19-21銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の前半(同142円25-29銭)と小動き。6月30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、クボタ<6326.T>、みずほ<8411.T>、野村<8604.T>などが、同30日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比10円高の2万6390円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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