<特集>年後半の有望銘柄(4)=OSG―ほぼW底形成、需給思惑を秘め業績も良好
2022/7/1 17:04
OSG<6136.T>に狙い目がある。株価は1月13日の年初来高値2172円から4月27日の年初来安値1534円にかけて約3割の調整を入れ、6月20日に直近安値1538円を付けたことで、ほぼW底形成の格好となった。すでに信用買い残は今年ピークの20万6200株(4月8日申し込み時点)から6月10日申し込み時点で11万3900株と半減近くに達し、整理が進んだ。直近6月24日申し込み現在では、買い残12万3200株、売り残10万8300株とほぼ均衡状態にある。さらに株券等貸借週末残高によると、同日報告分でカラ売りにつながる貸付残高は有担分で59万株強となっており、需給思惑を秘めている。
むろん、業績は良好だ。22年11月期の連結業績予想は、売上高1350億円(前期比7.0%増)、営業利益202億円(同25.4%増)と2期連続の増収増益を見込む。主力製品の刃物工具「タップ」の売上高が一般部品産業向けに堅調に推移し、航空機関連産業においても徐々に新規案件が増え、回復が期待されている。新中期経営計画の最終年度となる24年11月期にが営業利益300億円を目標としており、中期利益成長力も見逃せない。ちなみに、今期のPER予想は11倍台、前期PBRは1倍そこそこと割高感はない。
同社は6月28日に「タップ」などの主力製品の値上げ(8月22日受注分から)を発表、翌29日は全般軟地合いで材料視されなかったが、値上げ幅は7-20%と小さくはなく、今後の収益サポート要因として評価されてよいだろう。
提供:モーニングスター社
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