<相場の読み筋>7月8日

2022/7/8 7:45

 7日の米国株式は、NYダウが前日比346.87ドル高の3万1384.55ドルと続伸、ナスダック総合指数が同259.494ポイント高の1万1621.346ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億51万株、ナスダック市場が46億180万株だった。米週間の石油在庫統計でガソリン在庫が減少したことを受け、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が3日ぶりに大幅反発。エネルギー関連株が買われたほか、ハイテク株への見直しの動きも継続した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

 8日の東京株式は続伸後、もみ合いとなりそう。きのう7日の強い地合いや、現地7日の欧米株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートが見込まれる。ただ、指数連動型ETF(上場投資信託)の分配金支払日にあたり、1兆円強の資金捻出売りが見込まれるほか、現地8日には米6月雇用統計の発表を控えることから、様子見姿勢が強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円前後(7日は136円11-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台前半(同138円72-76銭)と、やや円高方向に振れている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>、東エレク<8035.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比160円高の2万6650円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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