<相場の読み筋>7月14日

2022/7/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比208.54ドル安の3万772.79ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同17.146ポイント安の1万1247.582ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5918万株、ナスダック市場が46億698万株だった。注目された米6月CPI(消費者物価指数)が前年同月比9.1%上昇し、市場予想平均の同8.8%上昇を上回った。インフレ加速によるFRB(米連邦準備制度理事会)の積極的な利上げを警戒。景気への影響が懸念され、売りが優勢となり、NYダウは一時460ドルを超える下げをみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやボーイング、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は、軟調な展開か。きのう13日の日経平均株価は、上値が重い動きだったことに加え、現地13日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。25日移動平均線(13日時点で2万6544円)が、上値として意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の半ば(13日は137円04-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の前半(同137円48-52銭)と円安方向に振れている。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比45円高の2万6485円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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