<相場の読み筋>7月19日

2022/7/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前週末比215.65ドル安の3万1072.61ドルと反落、ナスダック総合指数が同92.373ポイント安の1万1360.048ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6256万株、ナスダック市場が55億134万株だった。朝方は、前週末15日に上昇した動きが継続し、買い優勢でスタートした。ただ、ブルームバーグ通信社は18日、アップルが来年、景気悪化に備えるため一部の部門で採用と支出のペースを落とすと報道。企業業績への警戒感が台頭し、一転して売り圧力が強まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、メルクやジョンソン・エンド・ジョンソン、アップルなどが、値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、しっかりした展開か。日経平均株価は前週末15日、75日移動平均線(前週末15日時点で2万6868円)に抑えられる格好となっていた。戻り待ちの売りが警戒されるなか、引き続き、同線が上値として意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の前半(前週末15日は138円91-93銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の前半(同139円30-34銭)と円安に傾くなど、まちまち。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オリンパス<7733.T>、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>などが、前週末15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末15日の大阪取引所清算値比160円高の2万6920円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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