<相場の読み筋>7月20日
2022/7/20 7:45
19日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比754.44ドル高の3万1827.05ドル、ナスダック総合指数が同353.100ポイント高の1万1713.148ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億254万株、ナスダック市場が84億5659万株だった。インフレ加速によるFRB(米連邦準備制度理事会)の急激な利上げに対する警戒感が後退。短期的なリバウンドを狙った買いが、景気敏感株やハイテク株に向かい、幅広い銘柄が買われ指数を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、ネットフリックスやエヌビディア、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われ、同指数の上昇を支えた。
20日の東京株式は続伸後、上値が重い展開か。現地19日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比435円高の2万7365円だった。きのうまでの堅調な地合いもあり、シカゴ清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。ただ、決算発表の本格化を前に、買い手がかりに欠けることや、連騰による買い疲れ感も警戒され、もみ合う場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の前半(18日は137円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の前半(同141円04-08銭)と、やや円安方向にある。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>、ホンダ<7267.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。
(イメージ写真提供:123RF)
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