<相場の読み筋>8月5日

2022/8/5 7:45

 4日の米国株式は、NYダウが前日比85.68ドル安の3万2726.82ドルと反落、ナスダック総合指数は同52.421ポイント高の1万2720.580ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7904万株、ナスダック市場が52億3791万株だった。5日に発表される米7月雇用統計を前に、手控えムードが広がった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が続急落したことを受け、シェブロンが下落。人員の削減策が報じられたウォルマートも下げ、NYダウの重しとなった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアマゾン・ドットコム、アプライド・マテリアルズなどが買われ、ナスダック総合指数の上昇を支えた。

 5日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう4日の日経平均株価は続伸となったものの、心理的なフシ目の2万8000円近辺での戻り待ちの売りに上値は重かった。週末要因や、米7月雇用統計の発表も控えることから、見送りムードが強まりそうで、ポジション調整の売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円前後(4日は134円15-16銭)と円高に振れ、ユーロ・円が1ユーロ=136円台前半(同136円54-58銭)と小動き。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、ローム<6963.T>、東エレク<8035.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比80円安の2万7870円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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