太陽工機が上期決算を発表――受注好調で受注高予想を上方修正

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2022/8/8 8:50

 太陽工機(6164)が今12月期の上期決算を発表した。

 非連結売上高は43億7991万円(前年同期比54.7%増)、営業利益は4億8532万円(同3.8倍)、経常利益は4億8694万円(同2.6倍)、税引き利益は3億2868万円(同2.7倍)だった。

 期初の受注残をこなしながら、営業利益率11%以上を確保している。生産リードタイムの短縮で早期検収に最大限注力しているものの、それを上回る受注状況を背景に6月末の受注残高は約65億円(前年同期末比約2.0倍、当期初比約1.4倍)となった。

 さらに、受注好調は続いており、上期の受注高は60億9486万円で前年同期比78.8%増と大きく伸びた。産業機械、工作機械関連をはじめ、自動車関連、半導体関連などが増加した。国別では日本が好調を維持し、中国が建設機械を中心に急回復している。

 通期業績は期初予想を据え置き、売上高90億円(前期比34.6%増)、営業利益11億5000万円(同91.8%増)、経常利益11億5000万円(同76.3%増)、税引き利益7億8000万円(同76.8%増)を見込む。ただ、受注好調が続いていることから、受注高予想は従来の100億円から114億円(前期実績88億3800万円)に増額した。

 一方、配当予想は据え置き、中間20円(前年同期15円)、期末20円(同15円)で年間40円を見込んでおり、年間では10円の増配となる。

(写真:123RF)

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