大阪ソーダが急騰し年初来高値、第2四半期と通期業績予想の上方修正、配当の増額を好感

株式

2022/8/8 11:21

 大阪ソーダ<4046.T>が急騰。一時415円高の3775円を付け、1日の年初来高値3445円を大きく更新した。前週末5日引け後、23年3月期第2四半期(22年4-9月)と通期の業績予想の上方修正および、配当の増額を発表、好感された。

 第2四半期業績予想で、売上高を470億円から510億円(前年同期比21.0%増)に、営業利益を65億円から92億円(同61.6%増)に増額。エピクロルヒドリン、アリルエーテル類などの電子材料関係向け製品や、医薬品精製材料、医薬品原薬・中間体等のヘルスケア関連製品の販売が想定を上回る見込み。通期予想では、売上高を940億円から980億円(前期比11.3%増)に、営業利益を130億円から157億円(同26.6%増)に引き上げた。原燃料価格のさらなる上昇や、自動車生産台数の減少など、先行き不透明な状況にあることから、第2四半期業績予想上ブレ分のみを織り込み、下期予想は従来の予想を据え置いた。配当予想は、中間期が41円から45円(前期実績35円)、期末が41円から45円(同45円)に修正し、年間配当は90円(同80円)となる見込み。

 23年3月期第1四半期(22年4-6月)の決算は、売上高が257億3800万円(前年同期比20.1%増)、営業利益が51億4900万円(同68.4%増)だった。

 午前11時20分時点株価は、前週末比335円高の3695円。

提供:モーニングスター社

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