日経平均は65円高と4日続伸、米ハイテク株安重しで売り先行、一巡後に上げ転換=8日前場

 8日前場の日経平均株価は前週末比65円22銭高の2万8241円09銭と4営業日続伸。朝方は、売りが先行した。前週末の米ハイテク株安が重しとなり、グロース(成長)株の一角などが軟化し、寄り付き直後に2万8047円08銭(前週末比128円79銭安)まで下落した。一巡後は、株価指数先物に断続的な買い入って上げに転じ、一時2万8258円29銭(同82円42銭高)まで値を上げた。その後、再度マイナス圏に押し戻される場面もあったが、好業績株中心の買いが支えとなり、前引けにかけて持ち直しの動きとなった。

 東証プライムの出来高は5億9463万株、売買代金は1兆4465億円。騰落銘柄数は値上がり781銘柄、値下がり964銘柄、変わらず90銘柄。

 市場からは「下値が堅く、怖くて売れない状況だ。業績は概ね堅調で、原油先物のピークアウトでエネルギーコスト軽減という側面も注目される。外国人投資家がどれだけ買ってくるかがポイントになるが、先物の買い戻しが続き、新規買いも期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、コスモエネH<5021.T>、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。リンナイ<5947.T>、SUMCO<3436.T>などの金属製品株や、第一三共<4568.T>、小野薬<4528.T>、塩野義薬<4507.T>などの医薬品株も高い。フジクラ<5803.T>、古河電工<5801.T>、三菱マ<5711.T>などの非鉄金属株も引き締まり、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も買われた。JFEHD<5411.T>、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も堅調。

 半面、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株が下落。日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>、王子HD<3861.T>などのパルプ紙株も安い。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も軟調。菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密株も売られた。

 個別では、オプトラン<6235.T>がストップ高カイ気配となり、冶金工<5480.T>、三井松島HD<1518.T>がストップ高。フィールズ<2767.T>、ロードスター<3482.T>などの上げも目立った。半面、メディアスH<3154.T>、クオールHD<3034.T>、ワオワールド<2352.T>、アリアケ<2815.T>、ソリトン<3040.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、20業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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