INPEXが一時急騰、業績予想の上方修正と配当増額、自社株買いを材料視

株式

2022/8/9 12:05

 INPEX<1605.T>が急騰、一時80円高の1551円を付ける場面があった。8日引け後、22年12月期連結業績予想の上方修正と配当の増額、自社株買いを発表、材料視された。

 22年12月期業績予想で、売上高を1兆8510億円から2兆1820億円(前期比75.3%増)に、経常利益を1兆420億円から1兆2550億円(同90.8%増)に引き上げた。原油・ガス生産操業が概ね順調に推移し、為替が円安方向に推移したことや、原油価格および為替の前提条件を見直したことを織り込んだ。原油価格(ブレント)は、通期平均予想を従来の1バレル=85ドルから95ドルに、為替は通期平均を1ドル=120円から125円に変更した。

 普通株の配当予想は、中間期が従来の27円から30円(前期実績20円)に、期末が同27円から30円(同28円)に増額し、年間で60円(同48円)となる見込み。

 自社株買いは、取得上限1億2000万株(自己株を除く発行済み株式数の8.65%)。1200億円。取得期間は8月9日から12月30日までとしている。

 前場終値は、前日比38円高の1509円。

提供:モーニングスター社

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