<相場の読み筋>8月15日

2022/8/15 7:45

 前週末12日の米国株式は、NYダウが前日比424.38ドル高の3万3761.05ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同267.273ポイント高の1万3047.186ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5835万株、ナスダック市場が46億2456万株だった。米7月輸入物価指数が前月比1.4%低下し、市場予想平均の同1.0%低下よりも低かった。10日に発表された7月CPI(消費者物価指数)も減速していたこともあり、物価上昇ペースの鈍化で、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げペースが弱まるとの見方が強まった。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやメルク、アップルなどが値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、前週末12日の強い動きや、現地12日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行スタートとなろう。ただ、日経平均株価の2万9000円手前の水準は、もみ合いとなっていたこともあり、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(前週末12日は133円25-27銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の後半(同137円20-24銭)と円高方向に振れている。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>などが、前週末12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比170円高の2万8710円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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