日経平均は212円程度高、買い先行後も堅調推移=15日寄り付き

 15日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比212円程度高い2万8759円前後で推移する。午前9時18分には、同264円77銭高の2万8811円75銭を付けている。朝方から、前週末12日に大幅反発した強い動きや、現地12日の欧米株式が上昇したこともあり、買いが先行。その後も、堅調推移が続いている。取引開始前に内閣府が発表した4-6月実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済みの年率換算で2.2%増となり、市場予想平均の同2.7%増に届かなかったが、影響は限られているもよう。前週末12日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比170円高の2万8710円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が上限。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。

 個別では、キャリアL<6070.T>、国際紙パ商<9274.T>、トリドールH<3397.T>、エフオン<9514.T>、サンドラッグ<9989.T>などが上昇。半面、TREHD<9247.T>、CARTAH<3688.T>、フロンティM<7038.T>、ダイヤHD<6699.T>、ネットプロテ<7383.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=133円台の前半(前週末12日は1ドル=133円25-27銭)、1ユーロ=136円台の半ば(同137円20-24銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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