<新興国eye>前週の上海総合指数、米利上げペース緩和観測で3週ぶり反発=BRICs市況
2022/8/15 9:46
前週(8-12日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の12日終値が5日終値比1.55%高の3276.888となり、3週ぶりに反発した。
週明け8日の指数は買い優勢で始まり、9日まで4営業日続伸した。
8日は、前日発表の7月貿易統計で、輸出(ドル建て)が前年比18.0%増と、市場予想に反し、前月の同17.9%増から加速。中国経済の回復期待が広がりった。
9日は、エネルギー・再生エネルギー関連銘柄が指数の上げを主導。政府の産業支援策の強化や景気回復期待が相場を下支えした。
10日は反落。7月CPI(消費者物価指数)と7月PPI(生産者物価指数)がいずれも市場予想を下回り、景気後退懸念が強まった。
11日は急反発。前日発表の米7月CPIが市場予想を下回ったことを受け、米利上げペースの緩和観測が強まり、買い優勢となった。また、中国人民銀行(中銀)が4-6月期の金融政策執行報告を発表。政策実施の強化と適度な流動性を確保する方針を示したことも好感された。
週末12日は反落。国内の新型コロナの新規感染者数が1日2000人超と、従来の2倍に急増したことが嫌気された。
今週(15-19日)の株式市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や台湾情勢を巡る米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場も注目される。主な経済指標の発表予定は15日の7月鉱工業生産と7月小売売上高、1-7月都市部固定資産投資など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、
H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、
南方A50<1576.T>
提供:モーニングスター社
関連記事
-
トリドールHが続伸し年初来高値、23年3月期第1四半期の事業利益が大幅な増益に
2022/8/15 9:44
トリドールホールディングス(トリドールH)続伸。一時435円高の2964円を付け、2月16日の年初来高値2745円を大きく更新した。前週末12日引け後、23年3月期第1四半期(22年・・・…続き
-
テクニカルで選ぶ注目銘柄=いすゞ:日足一目均衡表の「雲」の上限を突破
2022/8/15 9:44
トラック大手のいすゞ自動車の株価が12日に前日比26円高と続伸して、日足一目均衡表の2本の先行スパンで囲まれた「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破してきたことから、目先強含みの展開にな・・・…続き
-
テクニカルで選ぶ注目銘柄=アルプスA:25日線を突破、5日線と25日線のミニGC形成が射程圏内
2022/8/15 9:43
アルプスアルパインの株価が前日比37円高と上伸して1300円台に接近してきた。終値で25日移動平均線を抜いており、株価が5日・25日の両移動平均線の上位に位置する中、ほぼ水平な25日・・・…続き
-
テクニカルで選ぶ注目銘柄=豊田通商:週足で13週・26週の両移動平均線を上回る
2022/8/15 9:42
豊田通商の株価が12日に前日比215円高と上伸して、終値で5日移動平均線を抜いてきた。日足一目均衡表においても2つの先行スパンで囲まれた「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破してきたこと・・・…続き
-
先読み作戦指令室=アルメディオ:第1四半期に通期利益計画をクリア、新たな上昇相場に突入
2022/8/15 9:30
アルメディオの押し目を狙いたい。 文書・画像・写真などの重要な情報を長期保存し活用するアーカイブ事業のほか、断熱材事業などでも展開、新規事業としてナノマテリアル事業の育成もスタートし・・・…続き
速報ニュース
-
225オプション・コール(期近・3月29日・権利行使価格4万1000円)
59分前
-
225オプション・プット(期近・3月29日・権利行使価格4万円)
59分前
-
59分前
-
59分前
-
お知らせ=「今晩のNY株の読み筋」はグッドフライデーで休場のため休みます
59分前
-
来週の東京外国為替市場見通し=日米金利差に変化あるか、米3月雇用統計に焦点
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前