<相場の読み筋>8月18日

2022/8/18 7:45

 17日の米国株式は、NYダウが前日比171.69ドル安の3万3980.32ドルと6日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同164.426ポイント安の1万2938.123ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7563万株、ナスダック市場が52億7442万株だった。米10年物国債の利回りが一時2.9%台に上昇(価格は下落)。金利上昇を受け、NYダウは一時320ドルを超える下げとなった。7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では、経済活動とインフレに対する政策調整の影響を評価しながら、政策金利の上昇ペースを遅らせることが、ある時点で適切になる可能性があると指摘。引き締め策の緩和を見込み、下げ幅を縮小する場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ペイパルなどが下落している。

 18日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価はきのう17日に大幅反発し、高値で取引を終えた。相場の基調は強いとみられるものの、直近4営業日で5%(1400円)を超える上昇をみせていることもあり、短期的な過熱感を警戒した売りに押される場面がありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台前半(17日は134円79-81銭)、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の半ば(同137円03-07銭)と円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄には支えとなりそう。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、ファナック<6954.T>、村田製<6981.T>などが、17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比190円安の2万9000円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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