<米国株情報>ターゲットは4日ぶり反落、第2四半期業績が市場予想下回る

株式

2022/8/18 10:27

 小売大手ターゲットが17日、前日比2.69%安の175.34ドルと4営業日ぶりに反落した。同日寄り付き前に発表した23年1月期第2四半期(22年5-7月)決算で、利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。

 第2四半期の売上高は前年同期比3.5%増の260億3700万ドルと増収となり、市場予想ともほぼ一致したが、純利益が同90%減の1億8300万ドル、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同89%減の0.39ドルとなり、EPSは市場予想の0.8ドル弱を大幅に下回った。

 物価高などが売上に寄与したものの、インフレ加速により輸送費が急増したほか、在庫過剰や人件費増などにより販売コストが膨らみ、利益を圧迫。営業利益は同43%減の13億4600万ドル、営業利益率は1.2%(前年同期は9.8%)に落ち込んだ。

 在庫は第2四半期末時点で153億2000万ドルと、第1四半期(22年2-4月)末時点の150億8000万ドルを上回っているが、同社では在庫の中身は回転率の高い食品など生活必需品にシフトしているとして、先行きに楽観的な見方を示した。

 通期業績予想は、売上高1ケタ台前半(1-5%増)、営業利益率6%を中心値とするレンジを予想。いずれも従来予想を据え置いた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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