日経平均は280円安と大幅反落、取引終了にかけ下げ幅を拡大し後場の安値圏に=18日後場

 18日後場の日経平均株価は、前日比280円63銭安の2万8942円14銭と大幅反落して取引を終えた。きのう大幅反発した反動から売りが先行。午前9時37分には、同376円25銭安の2万8846円52銭を付ける場面もみられた。その後は、下げ幅を縮小する場面もみられた。後場に入り手がかり材料に難のなか、動意に乏しい展開が続いた。取引終了が迫った午後2時52分過ぎ、株価指数先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに、下げ幅を広げる格好で、後場の安値圏で取引を終えた。東証プライムの出来高は9億8793万株、売買代金は2兆3080億円。騰落銘柄数は値上がり486銘柄、値下がり1283銘柄、変わらず69銘柄だった。

 市場では「昨年も8月末から9月中旬にかけて上昇し、一時3万700円の高値を付けた後、失速した例もあり楽観は禁物」(中堅証券)と慎重な見方があった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、電通グループ<4324.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も軟調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も下げた。東証業種別指数は全33業種のうち、28業種が下落、5業種が上昇した。

 個別では、山田コンサル<4792.T>、ネットプロテ<7383.T>、ラクス<3923.T>、SREHD<2980.T>、GMOGHD<3788.T>などが下落。半面、アイスタイル<3660.T>、リブセンス<6054.T>、エフオン<9514.T>、曙ブレーキ<7238.T>、エンビプロH<5698.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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