<相場の読み筋>8月22日
2022/8/22 7:45
前週末19日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比292.30ドル安の3万3706.74ドル、ナスダック総合指数が同260.127ポイント安の1万2705.215ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7953万株、ナスダック市場が43億4502万株だった。バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演で、インフレが目標の2%に低下するまで、FRB(米連邦準備制度理事会)は必要なあらゆる措置を講じると述べた。金融引き締め策の継続が意識され、米10年物国債の利回りが一時2.99%まで上昇(価格は下落)。相対的な割高感からハイテク株を中心に軟調な展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、メタ(旧フェイスブック)などが下落している。
22日の東京株式は、続落後も軟調な展開か。前週末19日の日経平均株価は上値の重い展開だったことや、現地19日の米国株式が反落したこともあり、売り優勢となりそう。手がかり材料に欠けるなか、模様眺めムードが広がる場面もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の後半(前週末19日は136円66-67銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の前半(同137円89-93銭)とやや円高に振れるなど、まちまち。前週末19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、ZHD<4689.T>、ローム<6963.T>などが、同19日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比205円安の2万8725円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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