<相場の読み筋>8月24日

2022/8/24 7:45

 23日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比154.02ドル安の3万2909.59ドル、ナスダック総合指数が同0.272ポイント安の1万2381.301ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5367万株、ナスダック市場が38億4164万株だった。米8月PMI(購買担当者景気指数)速報値が45.0となり、2カ月連続で好不況の分かれ目とする50.0を割り込んだ。また、7月新築住宅販売件数が、年率換算で51万1000件と市場予想平均の57万5000件を下回った。さえない経済指標が続くなか、26日に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控え、積極的な売買は限られた。NYダウ採用銘柄では、プロクター&ギャンブル(P&G)やホーム・デポ、ユナイテッドヘルスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は、戻りを試す場面もありそう。日経平均株価はきのう23日、大幅に4日続落し、4日間で770円強の下落となった。10日の終値2万7819円から17日の2万9222円までの上げ幅(1403円)の半値押しを超えたことから、短期的な戻りを試す動きもみられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の後半(23日は137円27-29銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の前半(同136円35-39銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、ローム<6963.T>、オリンパス<7733.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比70円高の2万8460円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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