明日の日本株の読み筋=手控え気分か、FRB議長の講演を見極めたいとの空気変わらず

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株式

2022/8/24 16:30

 あす25日の東京株式市場は、手控え気分か。現地24日の米国市場では、7月耐久財受注額、7月中古住宅販売仮契約などの経済指標や、半導体大手エヌビディアなどの企業決算が発表され、株式相場への影響が注目されるが、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」(25-27日開催)を控え、26日予定のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を見極めたいとの空気は変わらず、基本的で積極的な売買は期待しにくい。

 24日の日経平均株価は5営業日続落し、2万8313円(前日比139円安)引けとなった。朝方は、きのう4営業日続落した反動で、自律反発狙いの買いが先行したが、一巡後はマイナス圏入りした。米利上げに対する警戒感は根強く、株価指数先物にまとまった売りが出たこともあり、下げ幅は一時170円に達した。その後は下げ渋ったが、戻りは限定された。直近5連敗(合計900円超安)で押し目買いを誘いやすい面はあるが、FRB議長講演を前にポジション整理の動きも想定される。市場では、「25日移動平均線(2万8181円)をにらみ下値支持線として意識されるが、これを割り込むと調整が尾を引く可能性がある」(準大手証券)との声も聞かれた。

提供:モーニングスター社

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