<相場の読み筋>8月29日
2022/8/29 7:45
前週末26日の米国株式は、3日ぶりに大幅反落した。NYダウが前日比1008.38ドル安の3万2283.40ドル、ナスダック総合指数が同497.555ポイント安の1万2141.710ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億114万株、ナスダック市場が43億4794万株だった。ジャクソンホール会議での講演でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「景気抑制的な金融政策姿勢をしばらく維持する必要がある」と強調。引き締め策継続による景気への悪影響が警戒され、全面安となった。NYダウが1000ドルを超える下げとなるのは、今年最大の下落となった5月18日(1164ドル)以来で、今年に入り3番目の大きさ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどが下げた。
29日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。前週末26日に上値が重かったことや、現地26日の米国株式が大幅に下落したことから、売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の動きや、他のアジア市場の動向などを見たいとして、様子見姿勢が強まりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の半ば(前週末26日は137円01-04銭)、ユーロ・円が1ユーロ=137円前後(同136円65-69銭)。前週末26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、前週末26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末26日の大阪取引所清算値比390円安の2万8220円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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