<相場の読み筋>8月30日

2022/8/30 7:45

 29日の米国株式は、続落した。NYダウが前週末比184.41ドル安の3万2098.99ドル、ナスダック総合指数が同124.041ポイント安の1万2017.669ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億1506万株、ナスダック市場が39億9671万株だった。引き締め策が継続される見込みから、米国景気の先行き懸念が続き、NYダウは一時310ドルを超える下げをみせる場面もみられた。売り一巡後は、自律反発狙いの買いや押し目を拾う動きなどで下げ幅を縮小して取引を終了した。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやスリーエム(3M)、メルクなどが、値下がり率の上位に入っている。

 30日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう29日に大幅に下落した反動や、短期的なリバウンドを狙った買いが先行するとみられる。ただ、心理的なフシ目の2万8000円近辺では、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値は重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(29日は138円69-71銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の半ば(同137円89-93銭)と円安方向に振れている。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ローム<6963.T>、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>などが、29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比125円高の2万8035円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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