<相場の読み筋>8月31日

2022/8/31 7:45

 30日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比308.12ドル安の3万1790.87ドル、ナスダック総合指数が同134.533ポイント安の1万1883.136ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億1966万株、ナスダック市場が44億1449万株だった。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は、23年に利下げが行われる可能性は低いとの見方を示した。インフレ抑制に向け、政策金利の高い状況が続くとの警戒感が台頭し、NYダウは一時450ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、エヌビディアなどが下落した。

 31日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。現地30日の米国株式が3日続落したことから、売り先行スタートとなりそう。日経平均株価はきのう30日、25日移動平均線(29日時点で2万8245円)が上値として意識される展開だったこともあり、積極的買いは見込みづらく、様子見姿勢が強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(30日は138円45-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の後半(同138円84-88銭)と小動き。30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、富士通<6702.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、30日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比275円安の2万7925円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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