日経平均は72円高と4日続伸、終盤にかけ強含む、東証プライム銘柄の約55%が上昇=13日後場

 13日後場の日経平均株価は前日比72円52銭高の2万8614円63銭と4営業日続伸。朝方は、12日の欧米株高を支えに買いが先行したが、直近の連騰で利益確定売りも出やすく、いったん下げに転じた。ただ、下値は限定的で一巡後は盛り返し、一時2万8659円76銭(前日比117円65銭高)まで値を上げた。その後は、買いが続かず、前引けに向け伸び悩み商状となった。後場は、日本時間13日夜に発表される米8月CPI(消費者物価指数)を控えていることもあり、前場終値2万8589円11銭(同47円00銭高)近辺でもみ合う場面が目立ったが、終盤にかけては強含んだ。なお、東証プライム銘柄の54.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は9億3159万株、売買代金は2兆3608億円。騰落銘柄数は値上がり1008銘柄、値下がり735銘柄、変わらず94銘柄。

 業種別では、任天堂<7974.T>、コクヨ<7984.T>などのその他製品株が堅調。JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株も高い。住友鉱<5713.T>、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>などの非鉄金属株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も値を上げた。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も引き締まった。

 半面、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>、SUBARU<7270.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株が軟調。T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株もさえず、オリンパス<7733.T>、シチズン時計<7762.T>などの精密株も売られた。

 個別では、日医工<4541.T>、HEROZ<4382.T>がストップ高となり、トルク<8077.T>、鎌倉新書<6184.T>などの上げも目立った。半面、CRE<3458.T>、SREHD<2980.T>、IWI<4847.T>、エイチーム<3662.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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