東レ、極細吸音材「Airlite」の事業を拡大

株式

2022/9/16 15:58

 東レ<3402.T>は15日、グループ会社でチェコ拠点のToray Textiles Central Europe(TTCE)および、韓国拠点の東レ尖端素材(TAK)が、自動車の車体内の空間から発生する走行騒音・共振音・外部流入音などを防止する、極細吸音材「Airlite(エアライト)」について、チェコで生産設備を新設し、欧州での自動車用極細吸音材の事業を拡大すると発表した。

 「Airlite」は、軽量のポリプロピレンとポリエステルを混入し、メルトブロー方式により生産した不織布吸音材。幅広い周波数での吸音性能に優れ、また従来の吸音材より軽いため、自動車走行時に発生するエネルギー消費量を減らすことができるという。TTCEは既存のエアバッグ基布事業に加え、同事業を通じて自動車素材分野における事業拡大を目指す。TAKは車載用吸音材事業を欧州に広げ、欧州の電気自動車市場の拡大による自動車メーカーおよび主要品会社との取り組みを強化する。

 16日の終値は、前日比11円安の767.7円。

提供:モーニングスター社

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