<相場の読み筋>9月20日
2022/9/20 7:45

19日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前週末比197.26ドル高の3万1019.68ドル、ナスダック総合指数が同86.616ポイント高の1万1535.020ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1354万株、ナスダック市場が40億5366万株だった。朝方に、米10年物国債の利回りが3.5%台に上昇(価格は下落)した。金利上昇を嫌気し、NYダウは一時260ドルを超える下げとなる場面もあった。売り一巡後は、短期的なリバウンドを狙った買いや、20日から開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、買い戻す動きが優勢となったようだ。NYダウ採用銘柄では、ナイキやアップル、ホーム・デポなどが、値上がり率の上位に入っている。
20日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。日経平均株価は、前週末16日大幅反落した反動や、現地19日の米国株高を受け、買い優勢スタートが見込まれる。その後は、買い手がかりに乏しいものの、75日移動平均線(前週末16日時点で2万7517円)が下値として意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(前週末16日は143円44-47銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同142円81-85銭)と円安方向に振れている。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、楽天グループ<4755.T>、パナソニック<6751.T>などが、前週末16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末16日の大阪取引所清算値比140円高の2万7490円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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