<新興国eye>前週のインド株、米大幅利上げ観測や世界景気後退懸念を受け反落=BRICs市況

新興国

2022/9/20 9:26

 前週(12-16日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の16日終値は前日比1.82%安の5万8840.79、週間ベースでは9日終値比1.59%安となり、反落した。

 週明け12日は指数が上昇。翌13日まで4営業日続伸した。14日は反落。15日まで続落した。

 週前半は、海外株高を受け、インド市場でも買いが優勢となった。オンラインショッピングなどのデジタル決済額が8月に増加したことから、国内消費回復の兆しが見えたとして、小売りセクターが物色された。外国人投資家の買い越しも支援材料。その後は、アジア市場が堅調となったことや、外国人投資家の買い越し継続で買いが一段と強まった。金融大手バジャジ・フィンサーブと生命保険大手HDFCライフ・インシュアランスが急騰し、上げを主導。

 週後半は、米8月CPI(消費者物価指数)が全体指数で前年比8.3%上昇と、前月を下回ったものの、予想を上回ったことを受け、米大幅利上げ継続観測が広がり、インドなど新興国市場から投資資金が流出するとの思惑で、また、これまでの相場上昇を受け、高値警戒感から利食い売りが強まった。その後は、国内でも追加利上げ懸念が強まり、売りが優勢となった。外国人投資家の売り越しも嫌気された。テック・マヒンドラマヒンドラなどの」IT株や医薬品株が売られ、下げを主導した。世界景気後退懸念が背景。

 週末16日は急落(3日続落)。米大幅利上げ継続観測で世界景気後退懸念が強まる中、海外株安となり、また、対ドルでの通貨ルピー安の進行が嫌気され、売りが優勢となった。特に、IT株と自動車株が引き続き売られ、下げを主導。3カ月ぶりの大幅下落となった。

 今週(19-23日)のインド市場はウクライナ戦争と西側の対ロ制裁、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、米中関係、インド国内の景気動向、主要企業ニュース、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合(21日)も注目される。主な経済指標の発表予定はない。

<関連銘柄>

 インドNIF<1678.T>、インドブル<2046.T>、インドベア<2047.T>

提供:モーニングスター社

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