<相場の読み筋>9月21日

2022/9/21 7:45

 20日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比313.45ドル安の3万706.23ドル、ナスダック総合指数が同109.969ポイント安の1万1425.051ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9778万株、ナスダック市場が38億2764万株だった。FOMC(米連邦公開市場委員会)があす21日まで予定されるなか、金融引き締めを警戒し、米10年物国債の利回りが一時3.6%台に上昇(価格は下落)。利上げによる景気への悪影響が警戒され、NYダウは一時、550ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ナイキやキャタピラー、ホーム・デポなどが、値下がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は反落後、動意薄の展開か。きのう20日の日経平均株価は、上値の重い動きとなっていたことや、現地20日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。売り一巡後は、現地21日のFOMCの結果を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(20日は143円46-48銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の前半(同143円97銭-144円01銭)と円高方向に振れている。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比220円安の2万7230円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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