【深センIPO】金属圧力容器の無錫化工装備、初値は公開価格を20%上回る71.88元

サーチナ

中国株

2022/9/22 9:03

 金属圧力容器メーカーの無錫化工装備(001332/深セン)が9月20日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格59.90元に対し、初値は20.00%高い71.88元だった。終値は同23.09%高の73.73元だった。

 同社は1984年に華東化工学院無錫紅旗聯合化工機械廠として設立した民営企業で、数度の改名、改組を経て2014年に株式会社化して現社名となった。金属圧力容器の研究開発、設計、製造、販売、関連技術サービス提供を主業務としており、石油精錬、石油化学工業、基礎化学工業、原子力発電、太陽光発電、船舶、洋上プロジェクトなどの分野に利用されている。高い技術力と製品の品質により、中国石油、中国石化、中国海油、中国核電、中広核、中化手段、シェル、エクソンモービル、BP、BASF、日揮など中国内外の多くの大型企業グループから適格サプライヤーとして認定されている。

 2021年12月期の売上高は10億1271万元(前期比21.24%増)、純利益は2億2929万元(同18.75%増)。22年1〜6月期の売上高は5億6231万元(前年同期比23.05%増)、純利益は1億2849万元(同28.10%増)。

 新規上場に伴い調達予定の11億元(約225億円)は、約38%の4億1777万元を年産1万2000トンの高効率熱交換器生産ライン建設プロジェクトに、約7%の8000万元を年産300台の金属圧力容器および付帯設備の生産ライン建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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