<一撃!裏銘柄>技術開発で優位性、ALD装置は高成長視野――サムコ

株式

2022/9/22 11:35

 サムコ<6387.T>は絶好調な業績を手掛かりに、ここからの切り返しが狙えそうだ。

 電子部品製造装置の有力メーカーである同社は、今7月期の非連結営業利益見通しを16.2億円(前期比18%増)と見込んでいる。前期末受注残高は50.2億円(前々期末比66%増)と過去最高水準にあり、案件の消化ペース次第で収益の上積みが視野に入る。

 半導体デバイスの微細・高機能化に伴い、ナノ(ナノは10億分の1)レベルの膜厚制御性や優れたカバレッジ性を示すALD(原子層堆積法)の重要性に着目し、新型ALD装置「AD―800LP」を投入した。この分野ではナノ薄膜開発センターを立ち上げ、5年後に売上高30億円(現状の10倍)への急成長を目指す。

 産業技術総合研究所が開設した、シリコン量子ビットなどの次世代デバイスの試作共用ライン「コロモデ」に同社のCVD装置などが採用されるなど、量子コンピューターの市場にも食い込む。新素材の酸化ガリウムの成膜や、通信用高周波フィルター向け製品の引き合いも強く、今後の業績拡大の要素に富む。

 ヘルスケア事業の創出に向けた技術開発にも意欲を燃やす。コア技術の薄膜技術を基盤に、ドライ滅菌装置やマイクロ流体チップ加工装置の事業化を推進しており、将来的に本格的な貢献が期待される。

 株価は1月安値2009円と3月安値2039円でダブルボトムを形成後、上昇気流に乗っている。直近の押し目で日足のストキャスティクスは「売られ過ぎ」水準まで低下。25日移動平均線の水準まで調整しており、テクニカル面でも反転材料がそろった。

提供:モーニングスター社

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