日銀、長短金利操作は従来の運用を維持

国内市況

2022/9/22 12:33

 日本銀行(日銀)は午前11時50分すぎ、9月の金融決定会合で当面の金融政策を決定した。

 長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)について、短期金利は、日本銀行当座預金のうち政策金利残高に0.1%のマイナス金利を、長期金利は10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買い入れを行う、従来通りの方針を維持。また、金融市場調節方針を実現するため、10年物国債金利について0.25%の利回りでの指し値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日、実施することもを維持した。

 資産買入れについては、ETF(上場投資信託)およびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に、必要にお応じて買い入れることや、CPや社債などについては、感染拡大前と同程度のペースで買い入れを行い、買い入れ残高を感染拡大前の水準(CP等約2兆円、社債等約3兆円)へと徐々に戻していくことも維持した。

提供:モーニングスター社

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